6月6日(日)に弓道昇段審査が狩野川リバーサイドパーク弓道場でありました。
 平成28年4月に3段を取得してから既に丸5年が経過してしまいました。稽古量が週1~2回程度なので日によって的中率が大きく変わる「なんちゃって」弓道が続いていました。
 弓力16㎏の弓が体力に合わないのか、「会」で上体が前後に揺れる不安定なまま「離れ」に至っていたのですが、何故か今回は審査が近づいてきたところで、何となく「三重十文字」が会得出来てきた感があり、「引き分け/会」が比較的に楽になり的中率も良くなってきていました。なるほど、苦節(?)5年の歳月は「これ(最も基本的なこと)を気づかせる為の時間だったのか?!」と納得できるものがり、「よし! 審査では射法八節の各工程で『三重十文字』を意識して、ゆっくりと落ち着いて引き分けよう」と考えていました。
 それなのに、本番では事前に考えていたことが全て頭からすっ飛び、気が付いたら「会」の状態で体が揺れ動いている自分がいました。矢を放す前に「これじゃ、ダメじゃぁ~」という心の叫びと共に矢を放しました。当然、甲矢(1本目)を外し「審査はこれで終わった😢...残りの乙矢(2本目)は練習のつもりで悔いのない射をしよう」と気持ちを切り替えようとしましたが、なんと乙矢はさらに悪い状態で放ってしまいました。的を外しても納得いく射が出来れば「当たる当たらないは時の運...」とうそぶくこともできますが、今回ばかりは自分の「不甲斐なさ」に相当落ち込みました。
 数日間、過ぎ去った審査のことを思い返したりして悶々としていましたが、「東京オリンピックの開催」「コロナワクチン接種の拡大」「中国の台湾、尖閣への侵攻」等など、大きな問題に心を巡らせていたら小さな個人の悩みは消え失せました。次回は良い報告が出来るように頑張ります。