12月9日(土)は弊所属の三島体育館支部「正弓会」の12月月例射会があり参加してきました。射会では2手(4本×2回)の行射により的中数を競い合うのですが、その前に3人一組で行う「矢渡し」というセレモニーがあり、今回小生は射手のサポートである「介添え2」という担当になっていました。「介添え2」の役割は射手から28m離れた安土の的近くで蹲踞(そんきょ)という姿勢で待機し、射手の放った2本の矢を作法に従って的から抜き、射手のいる射場へ持ち帰って「介添え1」に手渡すというものです。蹲踞というのは踵を地面から浮かし、且つお尻を踵に着けずに座る姿勢ですが長く同じ姿勢を保つのはかなりしんどいのです。蹲踞している間は射手の動作が見えませんから「早く射てくれ、早く! もう足が~!!」と心で叫びながら必死にその姿勢を維持しようとしますが、次第に足首や腿が痛くなってフラフラと身体が揺れ出してしまいます。年寄りには「いじめ」のようにも感じてしまいますが、今回は何とか耐え抜きました。(添付写真は矢渡しをしたメンバーです。中央が射手、左の女性が介添え1)

 さて、その後の競技ですが、以前のブログ掲載と同様に8本中、なんと1本しか的中することが出来ませんでした。一週間に2回程度の稽古でも日頃もう少し的中率は良いと思うのですが、身内の競技であっても知らず知らずのうちに緊張して力んでしまうのでしょうか? 誠に情ない限りです。。。 弓を引き分ける動作は単純なのに、ゆっくりと筋肉を動かして再現性を高めるというのは難しいものですねぇ~。 全く上達しない弓道ですが的中率は上がらなくとも「忍耐力」だけは養えそうです。弊自虐ブログも弓道の上達に伸び悩んでいる若い人達の励みになれば幸いです。
 なお、「引き分け」でゆっくりと筋肉を緊張させる動作は肩を痛めやすいので、弓道をやっている方々には是非弊店にて施術を受けて頂きたいと思うところです。