今日9日は結婚29周年であり、2日後が妻の誕生日でもあったので2つのイベントを一緒に行う事にしました。昨日、1人で「箱根旧街道」箱根八里の踏破に挑んだのに惨めに途中リタイヤし、妻に迎えに来てもらった借りがあったので、今日一日は罪滅ぼしを含め妻の下僕に徹することに致しました。
妻に「どこか行きたいところがあれば、どこでも付き合うよ!」というと「静岡空港とその近くにある蓬莱橋」を観たいという要望だったので、一切の事前情報も無しにナビに行き先を登録して出かけました。結婚記念日だというのにいつものように車の後部座席にはバーバラ(母)がすました顔で乗っていました。
静岡空港までは1時間30分くらい掛かりましたが、駐車場が広くて無料なので荷物が多い旅行では楽かもしれません。空港ビル内で発着の旅客機を眺めながら「来年の結婚30周年記念には静岡空港から直行便で行けるところへ旅行しよう!」と妻に「くすぐり」を入れたところ、横にいたバーバラが「それじゃ、ワシも一緒に行くよ!」だって。昨年も結婚記念日旅行で千葉まで付いてきているので、かなりリアルな感じになってきました。どう変わるかわからない一年先の目標ですが、あると生活の「張り合い」になるもんですよねぇ~。
その後、島田市にある蓬莱橋を観に行きました。河幅の広い大井川に木造の長い橋が架かっていました。橋の長さは897.4mで「厄なし(8974)の橋」や「長生き(長い木)の橋」とも呼ばれ、平成9年12月30日付けで「木造歩道橋として世界一の長さ」とギネスに認定されたそうです。橋は川面からかなり高いので高所恐怖症である小生とバーバラはヨタヨタと足を突っ張らせながら往復約2kmを渡り切りました。橋を渡り切った先の店のおじさんが「渡り切れれば10年は寿命が延びる」と言うのを聞き、「そんな長生きしたかねぇ~よ!」と85歳のバーバラが悪態をついていたのには苦笑しました。
昨日、小生は箱根旧街道を歩いたばかりだったので、そもそも両足が張って痛かったのですが、橋を渡ってかなりバテました。妻が「お父さん、すごいよ! 2日間で箱根と大井川を克服でしょう。」と言ってくれました。そうなんです!期せずして「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」を体験出来ていたのです。自らの実体験としては三島から箱根峠までの急坂は絶対馬で越せないと思うのですが...
帰宅後はささやかではありますが家族で妻の誕生日をお祝いしました。2日間かなり肉体的にハードだったので明日以降身体にどのように痛みが出始めるのか大変不安でもありますが、良い連休を過ごせて今は心地よい疲れに幸せを感じています(合掌)。