今日9月17日(日)は富士宮市民体育館で弓道三段、四段取得者を対象にした「謝礼研修会」が開催されました。先月の研修会には腰痛の為に参加出来なかったので、今回は満を持しての参加となりました。前夜は珍しく着物にアイロンをかけ、しっかりと折りたたみ、持っていく物を整えて準備万端で本日は会場入りしました。いつもは着物、袴を着装して会場入りするのですが、車の運転中に着物がヨレヨレになってしまうので、今回は私服で行って会場で着替えをすることにしたのです。

 8時過ぎに会場に到着してから同じ三島体育館支部の仲間と挨拶を交わし、参加費を納入してから更衣室で着替えを始めました。着物を着てから袴を履こうとリュックの中をみたら・・・ありません! な、なんと、袴を入れ忘れたのです。着物の下の足袋だけ履いた細い素足が寂しく見えました。受付に戻り「体調が悪いため研修会は不参加でお願いします。」と言って参加費を返して頂きました。支部道場の親しい先輩に「袴を忘れたので帰ります。皆さんにはくれぐれも『急遽体調が悪くなった』と伝えておいてください。」とお願いしました。帰り際に同じ道場の女性と会い「体調」の事を話すと「顔色が悪いですね。お大事に!」と慰められました。少し、後ろめたく心が痛い・・・・。

 帰路、車の運転をしながらいろいろ考えました。今回のブログのテーマ「じじぃボケた、弓道やめろ!」もその時、素直に頭に浮かびました。最近の自虐ネタとしては究極だと思います。しかし、さらに考えていくうちに「忘れ物で研修会に参加出来なかった」ことは、「今日の午後にも到来するだろう巨大台風から我を救わんとした神の仕業か?」まさに「人間万事塞翁が馬」なのではないかと感じました。

 帰宅後に妻にも笑われましたが、この「神の仕業?」の考え方に対しては共感してくれました(能天気な夫婦です)。夕方には「台風が東海地方に到来し暴風大雨で東名高速は通行止め、各所で交通事故が多発するなど大きな影響が出た」との最悪予想は大きく外れ、、、本来の帰宅予想時刻の18時を過ぎても静かなものでした。忘れ物をして帰宅したことは「神に生かされたのではなく、日頃の弓道に対する取り組み姿勢を戒められた」ものと解釈を改めました。これからはもう少し真剣に取り組むように努力したいと思います。

 という訳で今回はアップすべき写真も無いので、週1~2回と稽古不足ではありますが、3年余りの弓道で鍛え上げられた(?)右腕(妻手)上腕三頭筋をご披露します。因みに弓を押す左腕(弓手)のそれは未だに働きが悪く「振袖」状態です。