19日(金)は詩吟の昇段審査(今回は7段へのチャレンジ)がありました。
7段にもなると課題吟も多く、稽古にもかなりの時間を費やさなければなりません。
 以前から吟道大会などで他人の吟を聞いて上手いと思う人は大勢いましたが、あまり感動するということはありませんでした。しかし9月の大会で聞いたある女性の吟が素晴らしく、詩の情景を思い浮かべるが如く感動し引き込まれてしまいました。それは一所懸命に詠う精一杯の吟というものではなく、まさに人に聞かせる吟でした。「余裕をもって聞かせる吟でなければ相手の心に響かない」という良い勉強になりました。
 という教訓を得て自らの課題吟に取り組み、自宅の風呂場や教室では「聞かせる吟」を意識して稽古をしてきました。いや、したつもりでいました。しかし、当日の審査では、審査する先生方と受審者ら20数名を目の前にしたら、急に脈拍が上がってきたようです。歌手のようなつもりで「聞かせる吟」を披露する筈だったのに、初っ端から大声を出しすぎて後が続かず、終始よれよれの恥ずかしい審査となってしまいました。あがり症(?)の自分が情けないです(涙)。
 全ての受審者の吟が終了し、しばらく休憩の後、先生の口から「今回の受審者は全て合格、良くできました!」との合否発表がありました。そうなんです、詩吟では余程のことがない限り不合格というのはないのです。空手や弓道で言えば、7段は教士のレベルですから、知らない人が聞けば「すごなぁ~!」となるところです。段位の価値を考えると、ちょっと喜べませんねぇ~!
 まぁ、他人に自慢するものでもないので、今後も自身の「あがり症」と闘いながら精進していきたいと思います。