21日(日)は弓道同期入門のおばさん達2人(?)と富士宮体育館へ昇段審査に行って参りました。一昨日の詩吟昇段審査に続いての審査でしたから疲れました。そして金も使いましたよぅ(審査も無料ではないですから)。
先週水曜日の道場稽古では12射9中だったので、先生から「杉本さん、審査の前に運を使い果たしちゃダメでしょう!?」と揶揄されたのですが、なんと、その通りの結果となってしまいました。今回、「あがり症」の自分としては比較的落ち着いて出来たように思ったのですが、2本ともわずかに的を外して不合格となってしまいました。射そのものは悪くなかったので、たぶん的の位置が低かったのだと思います(礼記射義の教えに反しますが...)。因みに今回は4段受審者が18名で合格者2名でした。かなり厳しいですが、的中が合格の「必要条件」ですからわかり易いですね。
折角、「越中ふんどし」まで穿いて気合を入れて臨んだ審査でしたが残念でした。もう二度とふんどしを穿かないようにしよう...いや、次回からは赤ふんどしでチャレンジしようと思います(ふんどしの所為ではありませんが...これも礼記射義の教えに?)。
朝8時に会場入りして夕方5時までの審査で、たった2本の矢の的中数でしか評価されないというのは厳しいですが、兎に角、待機している時間が長いのには往生します。同じ道場の仲間から「11月の中部審査に行きませんか?」と誘われたのですが、「我審査を追わず、只機熟すを待つのみ」とお断りしたところ、「合否はおみくじを引くようなものですよ。数受けなきゃダメでしょ!」と言われてしまいました(正論です!)。まさに弓道審査の合否は「神」だのみと言ったところでしょうか?さて、毎度の事ですが、体育館から仰ぎ見る富士山は迫力があり、「また、来年の春においでよ!」と励ましてくれているようでした(合掌)。
今春の審査同様、おばさん達も私も全員仲良く不合格で、帰りの車中は意気消沈気味(?)でした。音楽のリクエストを尋ねたら「サイモン&ガーファンクル」が良いなどとぬかすので、「白虎隊」や「古城」など歌謡詩吟メドレーを思いっきり聞かせてあげました(かなり嫌がらせに近いかも)。来年はきっと「乗せてって!」とは言ってこないでしょう!?