4月16日(日)は富士宮市民体育館で東部地区弓道昇段審査が行われ、今回は弊所属「三島体育館支部」で同期入門の女性2人と車で乗り合わせて行きました。富士宮は流石に富士山が間近にあり迫力がありますねぇ~。朝から天気は上々、気温は初夏のように暖かく絶好の「審査日和(?)」となりました。会場には朝8時に到着して受付後、10時50分から筆記試験(1時間)、午後3時30分頃から実技試験(一手2射)となりました(待っている時間がつらかったです)。

今回、小生は四段を受審したのですが、また、「一の立ち」と言って審査員の一番近くの位置での行射となりましたが、流石に3回目の受審ともなると落ち着いて体配を行うことが出来ました。それなのに...肝心の行射では2射とも的を外してしまいました。四段の合格要件は「的中がほぼ確実な事」なので学科試験がどれだけ高得点でも、体配や射形がどれだけ良くてもダメなので2射目が的を外した時点で「今日も終わった...」と心の中でつぶやきましたが、そこは顔に出さずあくまで凛とした姿(?)を保ちつつ退場しました。

結果は会場に張り出され、皆さんがそれに群がります。小生は結果が予想出来ているので、その光景を遠目から冷ややかに眺めていました。結果は四段受審者19名中6名合格と比較的高い合格率でした。不合格の場合、審査員の先生に講評を頂くことが出来るので、早速伺いに行きました。前回の審査では一本の矢が的中したのに不合格となり、審査員の先生から「体配(所作)がまだ雑だった!」という評価を聞き、大いに腑に落ちて納得したものでした。しかし、今回は先生から「体配、射形とも大変良かった。一本でも的中していれば確実に合格だったのに、何故当たらなかったんですか?」と逆に聞かれてしまいました。という訳でそれ以上講評を聞く事も無かったので「ちなみに、学科は何点でしたでしょうか?」と参考までにお聞きしたところ「60点です!」と言われ耳を疑いました。60点と言うのは合格の最低点だったからです。先生の持つ用紙を覗き見したところ、小生の前後の点数は80点になっていたので、さらにショックを受けてしまいました。多分、筆記試験担当の先生には小生の哲学的な記述が理解出来なかったのでしょうねぇ(聞かなきゃ良かった...)。

という事で、不合格は残念でしたが。審査という特別な雰囲気の中で矢が的中するしないは、ある意味「時の運」みたいなところがありますから、前回審査の不合格原因となった「体配、射形」の未熟さが、今回は褒められたということで前回からのこの半年間の努力は報われたと満足することにしました。なかなか合格できないことで、むしろ益々弓道が面白くなってきたような気がします(でも、当分稽古はお休み.....です)。